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© 1996 Tensai Hippozaurus

​History

1992年暮れ。
居酒屋に3人の男の姿が。

「俺、劇団作りたいんすよ」
「いいんじゃない?」
「じゃ、やりますか」

劇団の始まりなんて大抵こんなもんである。
呑んだ勢いってのは偉大だ。
きっとその影響だな。
決意をする時は酒の席。
それはいいとして・・・

さて、劇団名はどうするか。
ずっと使うモンだからな。
ここは慎重に決めないと。

冠に「劇団」ってつけるのはやめとこ。
あんまり劇団って形にこだわりたくないし。
その作品によって集まる演劇集団!みたいな感じ?
あら、いいじゃない。決まり。
さ、名前だ。

「天才」っていいよな。
響きが。
これ使お。
「天才・ナントカ」
いいじゃない。

その下にはカタカナだな。
何となく。

「天才バカボン」
「米米クラブ」

ほら。いい響き。

カバって何かよくない?
英語にすると「ヒポポタマス」
あっ、いい響きじゃない。
これ使お。
「天才ヒポポタマス」
う~ん・・・
どうもイマイチ。
どうしよ。
そろそろチラシも作んなきゃなんないし。
劇団名決まんないとな・・・
な、悩む!
こういう時は、とりあえずは酒、酒・・・

グラスを傾けながら考えてると、目の前に弟がスキーのお土産で買って来た灰皿が。
そこには、可愛らしい恐竜のキャラが描かれていて、その名は
「スノーザウルス」

酒の席は、決意をするのには最適な場所だが、冷静な判断をするのには最悪である。

「スノーザウルス・・・ヒポポタマス・・・ヒポザウルス・・・ヒポザウルス?」

その後、幾度となく改名を真剣に考えるとは、この時は気付かない。

余談だが、この数年後、フジテレビにて
「天才ヒポポタマス!」
っていう番組が始まる。
少しくやしくなる。

翌年、旗揚げ公演。
当初の想像を超えた動員数。
有り難や、有り難や。

そこから苦悩が始まる・・・。

もともと文才のない作家は、この公演でネタのストックを全て使い果たす。
そのために、次の台本にまで2年を費やす。

この習性はその先も変わらず、後に
「オリンピック公演」
と呼ばれる。

当初は毎年公演、つまり
「紅白公演」
を目指していた。
その後は
「甲子園公演」
「仮装大賞公演」・・・
目指していたのに。
挙句の果てには3年に伸び、オリンピックはオリンピックでも
「冬季オリンピック公演」
になりそうな・・・
それどころか
「ハーレー彗星公演」か?と心配される。
おいおい、それじゃもう動ける歳じゃないよ・・・。

 

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